成瀬映画に登場する風景


『舞姫』(1951年)A NEW2017.5.21

映画の中で矢木(山村聰)、妻・波子(高峰三枝子)、長女・品子(岡田茉莉子)、
長男・高男(片山明彦)の一家が暮らし、敷地内に波子のバレエ研究所がある家は
鎌倉の海沿いの設定だ。
その中で、波子と品子(画面写真左)、品子(画面写真右)と2回登場する駅が
鎌倉の江ノ島電鉄の鎌倉から一つ目の「和田塚駅」。
江ノ電の駅は映画やドラマ等のロケーションで数多く登場しているが
「和田塚駅」が出てくるのはかなり珍しい。

和田塚の駅名が読み取れる映画画面と比較すると、駅名の看板とベンチの形は変わっている。
今から66年前の映画である。
写真右側の家の垣は少し映画当時(竹垣のように見える)の雰囲気を残している。

この映画に何度か登場する海岸は、この駅を利用しているところから
鎌倉の「由比ガ浜」または「材木座」あたりだろう。

当時18歳の岡田茉莉子のデビュー作。未DVD化



  


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